明星の杉と明星の池 - 川越大師 喜多院
明星の杉と明星の池

明星の杉と明星の池

昔、喜多院中興の祖となる尊海(そんかい)という偉いお坊さんが京都より勅命を受け、関東に仏法を広めるために牛車に乗って仙波の地にたどり着きました。しかし、小川に架かる橋のところで牛が立ち止まり、まったく動かなくなってしまいました。尊海はきっとこの場所には何かがあるのだと考え、留まることにしました。

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その夜のこと、近くあった池の中から不思議な光がこうこうと輝き、あっという間に空に舞い上がり明星となり、老杉のこずえに止まってキラキラと輝き始めました。それを見た尊海はこの地こそ仏法の霊地に違いないと考えました。尊海がよく調べてみますと、その昔に仙芳仙人や慈覚大師が修業を積んだ場所だったことが分かりました。

そこで、尊海はここにお堂を建て、仏法を広め教える場所としました。そして、喜多院の山号を明星が輝いたことにちなみ、星野山(せいやさん)と呼ぶようになりました。また、明星の輝いた池を「明星の池」、明星が舞い上がり止まった老杉を「明星の杉」といいました。現在は、山門横の駐車場北側に祠を建て、明星の杉跡として新しい杉が植えられています。

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