正安二年の銅鐘 - 川越大師 喜多院
正安二年の銅鐘

正安二年の銅鐘

国指定重要文化財

慈恵堂内に懸けられているもので、高さ90cm、口径45cmと小形である。しかし、鎌倉時代特有の重厚さを示しながらも、均整のとれた美しい姿をみせている。銘文は陽鋳で次のとおりである。

「武蔵国足立郡鳩井郷筥崎山 依悲母命奉鋳之 正安二年庚子三月十八日沙弥慶願 大工源景恒」

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この銘文から、本鐘は正安二年(1300)に作られ、鳩井郷(現鳩ケ谷市)の筥崎八幡宮に奉納されたものであったことがわかる。戦国時代に同社から持ち出され、川越地方の土中に埋められていたのを掘り出し、喜多院に施入されたものという。

 

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