紙本着色職人尽絵 - 川越大師 喜多院
紙本着色職人尽絵

紙本着色職人尽絵

国指定重要文化財

さまざまな職人の働く姿を描いた紙本着色職人尽絵は、近世初期の代表的な風俗画として極めて著名なものです。おそらく桃山時代の京都あたりの職人を描いたものといわれています。六曲一双の屏風の各曲に2図づつ張られ、あわせて24図の紙本極彩色。各図の大きさは縦約58cm、横約44cmです。作者は、壷型の朱印があることから近世初期の画家で狩野派の長老の一人であった狩野吉信(1552~1640)とされます。狩野吉信の作品は、現在ほとんど残っていないこともあり、たいへん貴重なものです。

描かれた職種は、仏師・傘師・革師・鎧師・経師・糸師・形置(かたおき)師・筆師・扇師・檜門(ひもん)師・研師・弓師・数珠師・鍛冶師・機織師・刀師・矢細工師・蒔絵師・向縢(むかばき)師・番匠(ばんじょう)師・畳師・桶師・縫取師・纐纈(こうけち)師・藁細工師の25種類。