昔の道具と生活

ま る い せ ん た く き

はなこさんのはなし
電気洗濯機(せんたくき)がはじめてつくられたのは、昭和5年(1930)ですが、たいへん値段(ねだん)が高かったため、なかなか買えませんでした。その後、戦争(せんそう)がはじまるとつくられなくなってしまいました。戦争が終わって、昭和24年(1949)ごろからまるいかたちをした洗濯機が発売されました。
私のおばあちゃんは、まだまだ洗濯機が高くて買えなかったので、洗濯板とたらいをつかって洗(あら)っていたそうです。しゃがんでごしごしと力をつかわなければならなかったので、とてもたいへんだったそうです。しかし、わが家にこの洗濯機がきてからは、洗濯がとても楽になったと言っていました。
私のお母さんが子どものころ、このまるい洗濯機をのぞくと服が中でグルグルとまわっていて、とてもおもしろく、ずっと見ていたそうです。

写真の電気せんたくきについて
 ・いつから
 ・とくちょう
 昭和31年(1956)〜
 まるがたで、しぼりきがついている。