掛軸はじめのいっぽ

はじめて掛軸を買われる方のためにQ&Aでご説明します

Q1
そもそも掛け軸って何?

A1


いきなり本質的な質問ですね。難しいけれど、お答えしましょう。いろいろな日本の伝統文化がそうであるように、これもまたもとを正せば中国から来ています。おそらく奈良時代に伝来したものと思われます。仏教と一体になったかたちでしょう。つまり仏画の保存、鑑賞を目的としていたようです。室町時代頃より、多種多様な絵画が発達し、それにともなって掛軸自体も華やかなものになっていったようです。床の間、というものが発達したのもこのころですよね。

ところで、現代の掛軸は、もっと自由に、「和のインテリア」としてお考え頂ければと十分と思います。伝統の上に立ちつつも、個人個人の趣味性に合わせて、楽しんで飾って頂ければ…と思います。



Q2
大きさはどれくらい?

A2

掛軸は床の間の大きさである一間、半間、その中間の四尺五寸に合わせて種類があります。だいたい床の間の幅の三分の一が、掛軸のちょうどよい幅という事になっています。長さは、1メートル80〜90位が標準ですが、もっと短い「横物」というのもあります。床の間の大きさや形状に合わせて飾って頂きます。
  「群鯉」今村清風 \93,450(税込)

「松鯉」片岡光京 \63,000円(税込)

左から「群鯉」今村清風 \93,450(税込)こちらは一間用です。右は「松鯉」片岡光京 \63,000円(税込)こちらは一間でも丈が短く、横幅が長い「横物」といいます。



Q3
どんな種類がありますか?

A3

*水墨山水 もっともポピュラーなもの。一年中掛けられて、便利です。在庫豊富。

*書

絵よりすっきりとしてシンプル。味わいがあり、飽きがこないものです。

*仏事

一般の掛軸の仕立てとは違う「仏仕立て」になっています。

*祝い事

おめでたいとき。お正月に飾られるかたが多いですが、結納などおめでたいことがあったときなど、華やかな雰囲気を演出できます。鶴、亀、松竹梅、高砂など。

*茶掛け

お茶室用の掛軸です。

*その他

そのほか多種多様な絵画が軸装されています。はんなりとした美人画あり、俳画ふうあり…。掛軸の品揃えは豊富ですので、ぜひ一度ご覧下さいませ。

カタログのご請求をお待ちしています。



Q4
幸運を運んでくる掛軸は?

A4

もちろんあります。むしろ、幸せや幸運のために祈る気持ちから、掛軸を掛けることが始まり、現在もそんなおもいをこめて皆様は飾られているのでは?

よくいわれる「祝い事」、つまりめでたい掛軸は……。富士山、旭日、鶴や亀、高砂(おじいさんとおばあさんが浜辺でいっしょうけんめいお掃除?しているあれ、です)。
七福神、松、竹、梅。まだまだあります。目的別ですと、たとえば恵比寿大黒は商売繁盛、おしどりは夫婦円満、柿やザクロには子宝に恵まれるという言われがあります。昇龍、つまり龍が天に昇る絵は、強いパワーを持ち、開運の「気」に満ちています。魔除けには、虎です。猛虎の絵は「こわい」とおっしゃる方もいますがこのくらい怖ければ悪い気、悪い霊も逃げるようですね。

「猛虎」高松石華 \126,000(税込)「昇龍」高松邦仙 \92,400(税込)

古くからの言われはこんなふうですが、現代ではあまりこだわらず、「いいなあ、この絵」とか「ほっとする」「何か、こころが暖まる」と感じることが、結局はそのかたの心を癒す働きをするので、ご自分が見て「これはっ」と思われた、その直感こそ大切にしてほしいと思います。

縁起をかつぐことが安心、というかたにはどうぞさきほどのような「言われ」を参考になさって下さいませ。


左から「猛虎」高松石華 \126,000(税込)右は「昇龍」高松邦仙 \92,400(税込)



Q5
床の間のない和室には、
        どうコーディネイトしたらいいですか。

A5


さいきんでは和室があっても床の間がないお宅も多いようです。また、洋室のみ、というお宅も。さて……そういう場合ですが、掛軸を掛ける空間を「和の空間」ととらえてみることをお勧めします。そこの部分だけ、ものを置かず、すっきりとさせます。そして、お好きな掛軸を、まずは和室なら鴨居、洋室なら釘などを使って壁などに掛けてみてはどうでしょう。次ぎに、掛軸の掛けてある下の部分に板とか、布などを敷き、(置き床。という便利なものもあります)ご自分の工夫でおしゃれな板、アジアンな布、和布などを使ってみてはいかがでしょう。そこにちいさな壷を置くとか、辰巳出版「和ミックスインテリア」一輪挿しに花を活けたものを飾る、またはアジア的な置物を置く、または日本的な工芸品とか……いろいろとアイディアは広がります。こう考えていくと、必ずしも伝統的な「書院造り」とか、「数寄屋造り」などのイメージに左右されずに「掛軸」を楽しめませんか。


辰巳出版「和ミックスインテリア」より
辰巳出版 http://www.TG-NET.co.jp
※掛軸は当店商品ではありません。



Q6
価格はいくらぐらいからありますか。フカゼンにはいくら持っていけば掛軸が買えるのでしょうか。

A6

1万円前後のものからあります。一番多い価格帯は、3万円から10万円くらい。名のある画家さんの場合は、もちろんそれ以上になります。お安いものは、気軽に飾って頂くのにふさわしく、まず「てはじめに」とか「何も床の間にないからとりあえず」というかたにお薦めしています。ある程度趣味性をお持ちのかたで掛軸の世界をお知りになっていらっしゃるかたには、もうすこしいいものをお薦めしたいです。


Q7
自分の書いた絵や字で
         掛軸をつくれますか?

A7


はい、作れますよ。ただ、注意することがあります。掛軸を作るには、裏打ち、という作業が必要です。これは、作品を水刷毛でびっしょり濡らしますので、(作品のしわをのばすため)色落ちする絵の具を使われると、掛軸にはできません。また、書の場合、古い墨を使われると、にかわが弱くなっている場合があり、この場合も適しません。新しい墨をお使い下さい。

また、掛軸は薄くないと巻く事ができません。したがって、作品は薄いものに描いてください。絵の具も薄塗りでお願いします。

 

 

子供のお習字を掛軸にしてみました。半間の床の間でも充分です。

環境の世紀


Q8
掛軸というと「古い」という印象があるのですが、
           「今ふう」の掛軸ってないですか?

A8


伝統的な素材、手法のほかに、現代的な素材、手法の掛軸もあります。どうか一度ご覧になって下さい。また、ここは大切な事と思いますが、「今ふう」というのは素材自体より、インテリアのセンス、感覚によってどうお部屋を飾るかにもかかってきます。5の項目でもお話しましたが、むしろ昔からある水墨山水、書、あるいは七福神や高砂、虎などですら、もっとも都会的なマンションの白い壁に生かすことができると思います。これは一種のミスマッチを逆手にとるお洒落ですね。

フカゼンの掛軸はあくまでも素材です。お料理もおいしいお米やきゅうりや玉子、といったものが手に入ったら、あとは料理人の腕次第でしょう。みなさんのおしゃれ感覚を最大に発揮させて下さい。

NHKFMでインタービューされたときのものです。
NHKFMでインタービューされたときのものです。

 

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